2014年03月14日
チューニング
今朝も、昨日に引き続きヒラスズキ日和。
毎日毎日、本当によく時化ます。
しかし夕方まで雨がちのお天気と言うことで、今日はお休み。
で、代わりに取り組んだのは、
ロッドのチューニング!!
毎日毎日、本当によく時化ます。
しかし夕方まで雨がちのお天気と言うことで、今日はお休み。
で、代わりに取り組んだのは、
ロッドのチューニング!!
今回チューニングするロッドは、こちら。
以前、あるじがカヤックフィッシングでメインに使用いていた「ザルツ」。
根魚のバイブゲームから青物のTOPゲームまで幅広く大活躍していたあのロッドです。
不注意から、グリップエンドを折損してしまい、以来2年近く眠っていましたが、
このたび、ベン(旧ヨシ)が、ロッドを自作していたことを知り、
補修を兼ねて、チューニングまでやってもらいました!
説明すると、「ザルツ」というロッド、そもそもはボートシーバス用のロッドである。
それをカヤックフィッシングに流用したのだが、
実際、根魚のバイブゲームでは全く文句のつけどころがなかった。
しかし対青物となると・・・
今回、そこんとこをベン(旧ヨシ)にチューニングしてもらったので、その模様をどうぞっ!
今回のチューニングには、「ザルツ」以外に、パーツ取りとしてもう1本ロッドを用意しました。
バッキバキに折れて、2ピースが4ピースになってしまったロッドを・・・
まずは、そのパーツ取りロッドからバット部分のブランクスを頂戴します。
スレッドをカッターで削ったのち、ライターで炙り、バッドエンドのガイドを外し、ブランクスだけの状態にします。
ちなみに、パーツ取りのロッドは、「モアザン」
神戸時代に使用いていたロッドです。あるじも昔はいい竿使ってたんです。
カヤックフィッシングを初めて半年くらいの頃、波打ち際でひっくりかえってみじめな姿に・・・
あるじもいろいろ経験してるんですって。
続いて「ザルツ」のエンドグリップを金ノコで切断。
折れてないロッドだと勇気要りますが、エンドの部分はどうせ折れてるんでね。
切断したところから、先ほどの「モアザン」のブランクスを差し込み、
必要な長さを確かめたのち、
「モアザン」のブランクスをカット。
ああ・・・
カットしたのち、再びそれを差し込み、ここでチェック!
実際に持ってみます。振ってみます。ジャークのポーズをとってみます。ファイトシーンを想定してみます。
なぜこんなことをするかって?
じつは、グリップエンドを補修しただけでなく、グリップの延長もしたからなんです。
ノーマルより約10cmの延長。これだけで青物とのファイトが格段に楽になるんです。
肘にあてて、耐えることができるか否かで、全然違うんですよ。
写真で見ると、ちょうどいい位置にグリップエンドが来てるでしょ?
長すぎると邪魔だし、ちょうどいい延長具合です。
うれしがって、10kgオーバーの青物とのファイトも想定中のあるじ。
予想以上の出来のよさに、顔がニヤついてます。
ちなみに、「モアザン」のブランクスは、「ザルツ」のフォアグリップの先あたりまで入っており、
強度的にも問題なさそう。
また、「モアザン」のフォアグリップはそのままロッドエンドに流用です。
あとは、ブランクスの継ぎ目の段差にスレッドを巻いて、化粧すれば完成!!
なのですが、それはボンドが完全乾く明日以降ということで、
続いての作業。
ガイドの取り替えです。
下が「モアザン」のTOPガイド、上が「ザルツ」のもの。
「モアザン」のほうが大きいですよね。
青物を狙う際は、太めのラインを使うため、どうしてもノットのガイド抜けが悪くなる。
そのため「ザルツ」で青物を狙う際は、リーダーを極端に短くし、ノットをガイドから出してキャストしていた。
だがそれだと、根の荒いシャローのポイントはどうしても敬遠しがちに・・・
ということで、TOP~3番ガイドまでを「モアザン」のもと、総取り替えです。
問題は、「ザルツ」のロッドティップが、「モアザン」より太いこと。
「ザルツ」のロッドティップをサンドペーパーで慎重に削り、ガイドの入る太さに仕上げます。
3つのガイドの位置が決まり、ボンドが乾いたところで、スレッドを丁寧に巻きます。
植木屋の仕事を一緒にしていた頃から思ってましたが、ベン(旧ヨシ)は本当に仕事が丁寧です。
植木屋よりロッドビルダーの方が、向いてるんとちゃうか?知識も豊富やし。
「ガイドの位置が少し変わるだけで、ロッドの調子はガラッと変わるんで・・・」と語るベン。
慎重にガイドの位置を決め、ついに眠っていた2本のロッドを見事蘇らせてくれました!!
まだコーティングなどの最終仕上げが残ってるものの、もう実際に使えるらしい。
以前、あるじが愛用していた2本のロッドの合成の結果は果たして・・・
待ちきれん!早速実釣や!!
女将さんから「今日は金曜あるじの食べようナイトやで!!」と言われ、
「10分で帰ってくるから」
と、にこいちのNewロッド「モアザルツ」を携え、急いで風来望の前浜へ。
タックルセッティングは、カヤック青物と同じく、
リール:ダイワ3000番
ライン: PE2号
リーダー: 40ポンドを1ヒロ
ノット: FGノット
そしてルアーは、1ozのシンキングペンシルをセレクト。
まず、気になるのは、ノットのガイド抜け。
おそるおそる投げてみる。
ストレスなく抜けていくではないか!
そこで徐々にフルキャストに持っていく。
全くのノートラブル。
飛距離も7ftクラスのロッドにしては申し分ない。
レングスを3インチ程伸ばした効果もあるのか?
こうなると、あとは魚を掛けるだけ・・・
強度は大丈夫なのか?
ベンは、削ったロッドティップを最も心配していたが。
もくもくとキャストを繰り返す。
しかし悲しいかな。所詮は7ft。
風来望の前浜のようなサーフで、しかも波が高い状態では、飛距離が。。。
せめてもう少し・・・
そう思いながら、渾身のフルキャストを続けていると、
ついにHIT!
サラシの中でルアーに食いついてきたのは、昨日に引き続き、マルスズキか!?
いえ、今度はヒラスズキでした。63cm。
サーフからこのサイズのヒラスズキを引きずり出すパワー。
ベンも「いい曲がりをしてました」と絶賛。
そして、7ftにしてブレイクの向こうまでルアーを届ける飛距離。
これ1匹では強度は解りませんが、まあ充分な出来栄えです「モアザルツ」。
超絶ロッド「モアザルツ」ついに降臨。
きたるべく青物との対決が、楽しみです。
「モアザルツ」の全貌は、チューニングが完全に完了次第発表します。
おっと、もう30分以上経ってる。もう帰らねば。
今回は、専門用語が多すぎて、釣りをされない方にはちんぷんかんぷんだったかと。
ヒラにご容赦のほどを。
それではまた。
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ホリデーパーク風来望 施設案内
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Posted by 風来望あるじ at 22:49│Comments(0)
│ヒラスズキ
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