2021年02月02日

塗装のあれこれ




こんにちは!
風来望のあるじです。

前回のブログ更新から、
なんやかんやで2週間経過。
もう2月で節分。

毎年思うことですが、早いです・・・




さて、


近所の材木屋さんに注文していた
ウッドデッキの材料が届きました。

10日ほど待ってと言われましたが、
もう少し日数がかかって
結局2週間で納品。




塗装のあれこれ
しかし待った甲斐がありました。
ものはヒノキですが、激安です!!

寸法=105×30×2000
それを50枚で
都合0.3㎥ちょっと。

さあハウマッチ?



原木のまま乾燥させていたもので、
節穴だらけのB級品で、
小口も汚くて、
いいとこどりでしか使えない材ですが、

かなりの破格。


これを塗るのにかかる塗料代と
同じくらいの値段でした!


まあ、ものとしては
元々流用する予定だった
下のウッドデッキの材の方が
かなり上なんですけどね。

まあいいです。






塗装のあれこれ
大引きと根太はすでに設置済み。
なので、
あとは届いたばかりの板を寸法にカットして
塗装してビスで止めていくだけ!

ちなみに大引きの上に敷いている
緑色の紙のようなものは、
アスファルトルーフィング。

その名の通り屋根を葺くときにときに
屋根材の下に敷く防水シートです。


ウッドデッキって、腐りやすいのは、
1.木の木口と
2.木と木が接している部分
なんですよね。


ということで木と木の接点に
アスファルトルーフィングを
かましてみることにしたんです。

もちろん根太の上にも敷いて、
デッキ材と根太が直に接しないようにします



さあどうなるでしょう?

結果が出るのは、、、


10年がかりの実験になりそうです。



それと、もうお気づきだと思いますが、
今回、デッキ材は家に対して
縦向きに張ります。




塗装のあれこれ
こういうことですね。
(寸法とってカットして置いてみました)
前回は家に対して横方向に張ってましたが、
今回は縦張りにします。


理由はいくつかあります。


理由1.

腐りにくい。
さきほどウッドデッキで腐りやすい箇所は
小口と、いう話をしましたが、
もっというと、2枚の板の小口同士が
当たるところが最も腐りやすいんです。

横方向に張ると、距離が長くなるので、
どうしても板同士をあわせる箇所が出てきますが、
これだと短いので1枚ですみます。

つまり板の小口同士が当たる箇所が
なくなるので腐りにくいということですね。


理由2.

メンテナンスしやすい。
将来、どこかの箇所で腐れが発生したら、
その腐れのある板1枚を交換するわけですが、
短いと交換しやすいですよね。


理由3.

材料代が安くなる。
長さが1800㎜前後とかなり短いので、
傷や割れなどの理由で長尺が取れない材木で
構わないため、安くなるわけですね。


理由4.

前回のデッキと目先を変える。
作り替えるからには
前回と少しでも違うものにしたいですよね。

木の向きが横から縦に。
さて、
どれだけの人が気づくでしょう?





では、
続いて塗装していきます。






塗装のあれこれ
両面、側面、小口
6面忘れず塗装。
塗ったらしっかり乾かして
もう一度塗ります。

今回はキシラデコールの
『カスタニ』カラーを使用。

キシラにはない色になりますが、
『ライトオーク』に近いかな。
思ってたよりも色が軽いような気がします。
下地がヒノキだからでしょうか?



で、
2度塗りが終わったら
ビス止めして完了!


1月中に完了させたいって言ってたでしょ。

余裕っスよ。




となるはずでしたが、


納品されるまでの2週間の間に
色々プラン変更がありまして、
先にデッキを張ってしまうと段取りが
悪くなりました。

ということでウッドデッキづくりは
塗装までで一旦ストップ。
代わって別の作業に取り掛かりますが、
それは次回ブログでお届けします。。。


って

やばいよやばいよ!


もう2月でしょ?
本格的に春めいてくる前に
メンテ、手直し、造作、すべて終わらせたいのに
次から次からプランが広がって
終わりが見えない。

再出発の年、
という意識が強いのもあるけど、
単なるメンテというより、
リニューアルに近くなりそう。


ただそうはいってもHUTにもやることあるし、
なんとか2月中に本館周りの
大がかりな造作だけでも終わらせたい。


しばらくはキンツリやな。


近畿日本ツーリストと違いますよ。


禁釣りです。

これからヒラスズキ釣りの
好シーズンなのですが・・・


誘うなよ!





さて話は変わりまして、

デッキ材を注文して届くまでの間、
塗装メンテをしてましたので
それを紹介しながら木部塗装の話を
したいと思います。


(最近の風来望DiaryはDIYネタが多いですが、
木部塗装の話なんて、
いよいよDIYerらしくなってきましたよ)




塗装のあれこれ
まずはこちら。
風来望本館の寒い日&雨の日用の
BBQスペース。

数年前にSPF材を組んで
骨組みを作って、
ポリカ屋根を貼りましたが、

その骨組みが
ずっと未塗装だったんですよね。
今回、キシラの『パリサンダ』で
塗装することにしました。


この屋根、素人技で作ったものの
昨年の2連続巨大台風にも無傷!

なかなか大したもんです。

しかしよく見て回ると
かなりくたびれてる部位もあります。


とくに「鼻隠し」は限界。
「鼻隠し」や「破風板」は風雨、紫外線を
もろに受ける部位なのでそもそも傷みやすい。

そこに無塗装の1×4材を使ってるんだから
仕方ないっちゃ仕方ないです。


が、
それを放置すると、その裏の垂木が
小口から腐り始めて、やがて軒先部から
ポリカを押さえる釘が緩んできて、
最終的に風で飛ぶ・・・

というのがポリカ屋根がダメになる
一連の流れ。

ポリカの耐用年数は10年程らしいですが、
大体ポリカ本体よりも
下地が先にダメになるのがほとんどとのこと。



そうならないようにメンテメンテ。
できればポリカの耐用年数が過ぎた時にも
ポリカの交換だけで済むようにしたいんです。


というわけで
鼻隠しをあっさり交換(1×4材ですからね)し、
今度はきっちり塗装もしました!



で、
その流れからの
今回の全塗装なんです。

他が未塗装で
鼻隠しだけ塗装してあるのも
おかしいでしょ?



それともうひとつ。

これはポリカ屋根を作る際の教訓ですが、
軒先はポリカの先を5cm以上出す方がいいです。


当初、風の影響を極力受けないようにと
1cmしか出してなかったのですが、
屋根勾配も緩いためポリカを流れてきた雨水が
表面張力でポリカの裏にまわって、
鼻隠しを濡らしてたんですよね。

これでは鼻隠しだけでなく
軒先部の下地も腐ってきます。
要注意です。


対処法として水切りを入れることも
考えましたが、鼻隠し交換のついでに
ポリカを延長することにしました。

軒先から6cmほど出るように延長。
これだけ出しとけば大丈夫でしょう。



ついでに屋根に上がって屋根板金の
コーキングも打ち直し。

自分で作ったものですからね。
どこが一番不安かよ~くわかってるんです。

それが棟板金の継ぎ目。
おそらくコーキングが切れた時点で
すぐに雨漏りするはず。

ここには数年おきのモリモリコーキングが
欠かせません。



と、これだけやっておけば
さらに3年は寿命が延びるでしょう。


これでまた不都合が出れば
その都度手直しして、
最終的にポリカーボネートだけを交換、
そういきたいもんです。




塗装のあれこれ
こっちのエリアは塗り終わり。
『パリサンダ』はかなり濃い色です。
杉に塗ると黒に近いこげ茶色に、
SPFだと少し茶色が強めに出ますね。

あるじはこの色が好きですね。

塗装めっちゃ大変ですが、
やったら、グッと締まりました。
塗り甲斐があります。



それにしてもこの屋根、寄棟なんですけど、
自分自身、どうやって作ったのか
さっぱり覚えてません。

垂木は角度を付けて斜めにカットするという
複合切りになってるんですが、
それをどうやったのか・・・

サシガネをひねくり返して線引いて、
丸のこをこねくり回してカットして、
どうにかやったんでしょうけど、
もう2度とできないですよ。

ていうかやりたくないです。



そんな理由もあって、
できるだけ寿命を延ばしたい訳です。

手遅れになる前の手直しは
大切です。




続いては、




塗装のあれこれ
BBQテーブルも塗装しました。
これはキシラの『ウォルナット』カラー。
以前も塗装してあったので再塗装になります。

『ウォルナット』は『パリサンダ』と
似たカラーですが、そのわりに
同じSPF材に塗ったにしては
随分と感じが違いますよね?


それは塗り方が違うからです。
さてどう違うのか?


ではこのテーブルのビフォーアフター、
行きましょう!





塗装のあれこれ
写真手前がビフォーの状態です。
もともとワックスで仕上げてたんですが、
BBQテーブルには相性が悪かった様子。

炭の熱と、肉の油と、ワックス成分が絡み合って、
うまい焼き肉屋のテーブルのようになってます。


まずは、この汚くなった古い塗膜を
落とします。





塗装のあれこれ
金だわしで力任せにこすって落とします。

この作業、
寒い日でも汗だくになるわ。

あ、薪ストーブついてた。
暑いわけや。


一生懸命こすって約3時間。
古い塗膜を綺麗に落としたら、




塗装のあれこれ
今度はサンドペーパーをかけます。
80番で粗削りし、240番で仕上げます。
この作業はサンダーが使えるので楽です。





塗装のあれこれ
表面がすべすべになったら
ようやく塗装です。
ちょっと塗ったらすぐにふき取る、
の繰り返しで全体に塗っていきます。

え~!
せっかく塗ったのに拭き取るのは
もったいない!!と思いますが、

浸透させる塗料なので表面に残った塗料を
拭きとっても、さして問題ありません。

拭きながら薄く均一に延ばしてく感じです。


画像では古新聞を丸めて拭いてますが、
ウエスでもOKです。
ただ、塗料を拭いたウエスや新聞は
発火するおそれがあるそうなので、
取扱注意。

あるじはそのまま薪ストにポイしてます。





塗装のあれこれ
全部塗り終わったら、もう一度
全体を拭き上げます。

さあもう少し!







塗装のあれこれ
そしたら最終仕上げです。
00番のスチールウールで
ゴシゴシ磨き上げて完了!

一番初めの写真と同じですが
アフターです。

どうでしょうか。
綺麗になったでしょ?


古い塗膜はがしから完了まで6時間!
手間暇かけて塗装したら、
なんてことのないBBQテーブルも、
見違えましたよね。

焦げ跡やコップ染みが残ってますが、
これは思い出です。



塗装は木工系DIYの仕上げだけに
重要度高いですね。





塗装のあれこれ
では最後にもうひとつ。
これは先日撤去したデッキ材の
腐ってない部分を拾い出して作ったベンチです。
3~4人掛けのものが2脚できました。


古材、
と言えるかどうかわかりませんが、

デッキ材として使い古した材の感じを
残したかったので、仕上げの塗装は、
キシラの『やすらぎ』カラーを選択しました。
いわゆるクリアカラーです。


一般的にクリアカラーは耐候性が低い
と言われますが、
キシラのクリアカラー『やすらぎ』は、
それほど耐候性が低くないそうですよ。

さすがはキシラデコール。
だてに高価じゃない!



なお、このベンチ作成の様子は、
後日改めて紹介したいと思います。





ということで、
人気の塗料「キシラデコール」の
カラー4色、
『カスタニ』『パリサンダ』『ウォルナット』『やすらぎ』
の実際に塗ってみた感じを紹介しました。

参考になりましたでしょうか?


個人的には、色に迷ったときは、
『パリサンダ』か『ウォルナット』が
無難かと思います。

ただ、濃い色を塗ると、
やり直しが効かないという点は
注意ですが。


他の色も、またいつかの機会に
使ったときは紹介しますね。


ちなみにキシラデコールは屋外木部用です。
屋内木部にはキシラデコールインテリア
というのがあります。
あるじはまだ使ったことありませんが。

屋外用のキシラを屋内のものに塗ると
マジで臭いですから。気を付けてください。









それでは


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Posted by 風来望あるじ at 19:02│Comments(0)DIY
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