2018年02月05日
ビフォーとアフター
まずは、冬も快適な宿づくり!から
始まった風来望の「やっぱり冬も」プロジェクト。
元々は、屋根裏の隙間風をふさいで、
エアコンの効きをよくするだけだったつもりが、
なぜかテンションがあがってしまい、
「見せる屋根裏にするぞ~!!」と、
いつしか本格作業へと発展した屋根裏DIY。
約3週間ほどの工程を経て、ほぼほぼ完成したので、
ここでビフォーアフターを絡めて、
全貌を紹介したいと思います!!
まずはBefor。
痛んでいた天井板を撤去し、
この状態となったのがちょうど1年前。
その後1年間は、このようにタープを張ってやり過ごしました。
まあ、これでも夏は問題なかったのですが、
いざ冬も営業してみると、めっちゃ寒いじゃないですか!
しかも問題は、寒いだけじゃなく、、、
ここ。桁と屋根裏の間から光が漏れてるのわかります?
ここは垂木の厚み分、隙間が空いてるのですが、
ここから、隙間風だけでなく、
大雨が降ると、少量の水しぶきまで入ってくるじゃないですか!
(天井板が痛んだ原因はこれのようです)
これは問題だ、というわけで、
「さしおり、ここの隙間だけでもふさいでおきますかい」と、
作業にとりかかったのが事の発端。
ところが・・・
一体なにがどうなったのか、
隙間とは関係ないとこでこちょこちょやってみたり、、、
ついには足場まで架けて、ベニヤをはったり、
。
屋根裏に断熱材を入れたりと、
作業は本格DIYに。
桁と屋根裏の隙間を、板でも張り付けてふさぐだけの
簡単作業のつもりで始めたものが、
いつしか、屋根裏全体に板を張りめぐらし、
更にはロフト収納まで作ることとなったのでした。
とまあここまでは、以前のブログで紹介してきたこと。
ここからが本題です。
屋根裏DIYも、ダメ回り(※)を除いて、
ほぼほぼ完成の運び。
それでは!
いよいよアフターの紹介を致したいと思います!
※ダメ回り(廻り縁を打ったり、隙間をコーキングしたり
といった作業のダメを隠して仕上げる作業)
なんということでしょう。
あの薄暗く小汚かった屋根裏が、
目を奪われるほどの明るい空間へと
生まれ変わったではないですか。
この変貌ぶり。いや~苦労しました。
ではちょっと作業内容を紹介しますね。
今回壁材に使ったのは屋根裏もあわせて全て野地板です。
未乾燥の荒材なので、縮んだり反ったりして
板と板の間に隙間が生じてきますが、それも味でしょう。
インダストリアルな雰囲気を、
という女将さんの要望にも合うんじゃない?
なにより、本来は下地材である野地板は安いですしね。
塗装は水性塗料のミルキーホワイトを使用。
壁に使った板は、敢えて一度塗りとして塗りムラをだしました。
う~ん、インダストリー!
逆に屋根裏に貼った板はきっちり2度塗りです。白を際立たせ、
水性ステインのウォルナットで着色した化粧垂木との
コントラストを強調しました。
ちなみに両サイドの化粧垂木は、壁との隙間を隠す
廻り縁の役目もしています。
そしてひときわ存在感をアピールしているルーフィングファンは、
作業中に宿泊されたゲストさんからの提案。
速攻で採用させていただきました!
見た目も実用性もばっちりグーですよ!!
そして気になるロフト収納。
これは作業中に足場を架けたことから
浮かんだアイデア。
足場に使った90mmの角材を磨いて塗装したのち、
根太用のホゾをきってから、梁に渡して土台としました。
さらに母屋からとった控え(45mm×90mmのヒバ材4本)を
コーチボルトで角材に締め付けて補強。
さらにその控えに杉の1×4材を貼り付けて手すりとしました。
根太は45mm×90mmのベイマツを
約60cmピッチで配置。
床板には、杉の2×4材を選択。
下から見える裏側はオイルステインを2度塗りし、
表側はニスで仕上げます(まだ未塗装)。
なお、ロフトに使用した材木の塗装は、床板以外は、
すべて水性ステインのウォルナット2度塗りです。
で、ロフトに昇るための梯子は、、、
これからぼちぼち作ります。
ま、収納用のロフトですからね。
(ゲストさんの使用用ではございません)
某J君が、「寝てたらミストシャワーが!!!」と
大騒ぎしたあの隙間も綺麗になくなりました!
もう風も雨も安心です。
ということで、
これにてMIXドミトリールームのDIYは完了!
一件落着!!
めでたしめでたし
ではなく、
作業は続いて屋根裏から部屋部分へと移ります。
屋根裏が素敵になりすぎて
逆に部屋部分との差が激しすぎるもんでね。。。
続いての部屋部分のDIYは家族総出でです。
ちょうど1週間ほどゲストさんの予約がない日が続いたので、
総出で一気に仕上げてしまいます。
女将はもちろん、ばあさんも、、、
そしてじいさんと、こむすめまで駆り出されて、
一家総出でペンキ塗り!
柱などの木部を水性ステインで塗装し、
壁は白ペンキで塗り上げます。
ペンキ塗りの仕上がり具合は、
8割が養生で決まると言います。
際をマスキングテープできっちり養生してから、
ぬりぬり。
それではここで、アイデアマンあるじの
とっておきのアイデアをひとつ紹介しましょう。
そのアイデアがこちらです。
わかります?
これ、元々ここにはめてあった障子です。
ご覧のように透明のガラスが入っているのですが、
以前は縁側に置かれたソファーの背中しか見えませんでした。
なので上下をひっくり返してみました!
(元の敷居にはめるためには、少々加工が必要)
そして障子紙を貼っていた部分には
腰板としてSPFの1×4材を
木工用ボンドで貼り付けました。
完成形がこちら!
縁を白に、腰板などの板部を水性ステインのウォルナットで塗装。
写真では光の加減で分かりにくいですが、
これでドミトリーからも海が良く見えるようになりました!!
あとはロールカーテンを付ければOKでしょう。
われながらナイスアイデアじゃない?
ということで、最後は全体像です。
ベッドの配置を少し変えて広くなったmixドミ。
照明を二つも増やしたことと、
窓が有効になったことで、かなり明るくなりました。
どれぐらい変ったって?
ちょっとビフォーと比較してみましょか。
部屋部のビフォー。1年前の写真です。
写真では切れてますが、
天井にはもちろんタープが張ってます。
えらい変わり様やな~
光のマジック恐るべし!
てな感じで、一連のmixドミトリーのDIYは
無事ひと段落。
そして昨日からは、韓国からお越しの若者たちが、
新生ドミトリーに初宿泊!
まだちょっとペンキの匂いが残っててごめんね。
外は寒い寒い爆風鬼時化状態やけど、
ゆっくり楽しんでってな!!
さて、このあとのあるじの予定ですが、
館内DIYをもう少しやって、
それから植木屋さんを少しやって、
娘の部屋を畳から板張りに替えてやって、
「やっぱり冬も」プロジェクトで屋外DIYやって、
合間に釣りも行って、、、
ふう。
こりゃシーズンまで猛ダッシュやな。
で、シーズンは超猛ダッシュ。
そしてシーズン終わったら
「やっぱり冬も」プロジェクト再開、と。
今年も忙しいみたいね。
ありがたやありがたや。
おっと忘れてました。話はかわって、
先週土曜日は、かねてからの予告通り
復活「あるじナイト」の第1回が開催されました!
いや正確にいうと、「女将ナイト」ですね。
あるじはドミDIYの〆作業で、手が空かなかったもんで、
急遽、女将がピンチヒッター!
風来望の冬の主要アイテム薪ストーブで
じっくり煮込んだ「煮込み料理」と、
これまた薪ストーブの定番料理「ピザ」!
おい、手洗ったんか?
そして折しも先週土曜日は節分ということで、
女将が買って来た巻きずしで
かんぱ~い!!
え?
って。
ええ、そうなんです。
週末というのにノーゲストでございまして。。。
急遽、あるじナイト改め、
家族水入らずで、「改装作業お疲れさま会」
となったわけです。
みなさんご協力ありがとうございました。
・・・
まあ、冬の風来望なんてこんなもんですよ。
だから去年一昨年と、冬季は休業した、
ということでもあります。
そんなところから始まった
「やっぱり冬も」プロジェクト。
ハッキリ言って、風来望始まって以来、
最大の挑戦だと思います。
いや、正確には一度は目指したものの、
夢破れて諦めたことである。
しかし!
力を蓄え、今こそまた改めて挑戦しようじゃないか!
諦めずに挑み続ければ必ず道は開ける。
本当の負けってのは、挑戦することをやめた時だ!
♪エブリデー アイ リッスン トゥマイホー
一人じゃあな~い~
(風来望あるじ泣く)
あっ
また陸王の名言に走ってしまいました。
いや~面白かったですよねえ陸王。
感動シーンで、リトグリの歌が急に流れるときとか、
背筋がゾワッとするんですよね!
いやべつに陸王の影響ちゃいますよ。
そこまで浅はかじゃないですから!
まあまあこの話はこのへんにして、
今週末こそは「あるじナイト」やりますからね~
仕切り直しですよ!
食材はもちろん荒波カンパチ!!
みんなでがっつり食い尽くしましょう!
2月10日(土)18時頃からスタート。
会費は1,000円です。
飲み物は持参してくださいね。
皆様のご参加をお待ちしております!
めちゃくちゃ寒い日が続いてますが、
背筋を伸ばして乗り切りましょう!
それではまた。
***************
ホリデーパーク風来望 施設案内
ホリデーパーク風来望 施設案内
ドミトリー 素泊まり1泊2500円~ 他、テントサイト、別館Hut、RVパークあり
レンタルカヤック シングル艇 3000円/1艇~ タンデム艇 4000円/1艇~
BBQ 1人前1500円~
詳しくは風来望ホームページをご覧ください。 https://www.amakusa-guesthouse.com/
お問い合わせ
mail:fuuraibou-aruji@ivy.ocn.ne.jp
TEL:0969-42-3911
お気軽にお問い合わせください。
***************
Posted by 風来望あるじ at 15:17│Comments(0)
│DIY
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。