2013年07月11日
懐かしい匂い
ご存じの方も多いと思いますが、
あるじのマイカヤックは、「ターポン120ウルトラライト」である。
その名の通り、ウルトラにライト。つまり、めっちゃ軽い。
めっちゃ軽いので、車への乗せ降ろしも、担いで運ぶのも、楽だし、海上を進むスピードも速い。
軽さの秘訣は、ボディに軽量素材を使用していることにある。
軽い上に頑丈。メーカーの謳い文句は、「鉄砲の弾も貫通しない。」 であるらしい。
ところがどっこい。軽くて扱いやすいものの、実際使用してみると、非常に弱いことが判明。
昨年のこと。購入して僅か1ヶ月足らずほどで、破損。
少し波が高い日のこと。着艇時にサーフィングしてしまい、ゴロタ場に勢いよく乗り上げ、船底に亀裂。
結局、購入後間もないということで、無償で交換してもらったものの、
販売店からは、「カヤックは、スロープや砂浜からエントリーするもの」というお達しを受けた。
しかし、天草でカヤックフィッシングを楽しまれているほとんどの方は、
ゴロタ場からでもガンガン出撃されていることと思う。
要するに、スロープや砂浜からのエントリー限定のカヤックなど、天草では用を足さないのである。
だが、だからといって、「デリケートなカヤックは天草には向かない。」と簡単に結論付けてしまうのもどうだろうか?
弱く、取扱いに気を使うものの、あの軽さが生むメリットは捨てがたいものがある・・・
そんな中、先日またしても船底を破損してしまった。
状況は、1年前とほぼ同じ。着艇時にサーフィングしてしまい、ゴロタ場に衝突。
またいつかやるかもと思いながらも、気を付けていたのだが、結局やってしまいました。
さすがに購入後1年以上経過してるし、もう1っかい無償交換してくれとは、さすがに言えません。
今回は自分で修理します。
ちなみにFRPで直るらしいです。
ということで、
「バリ整備や!!」
「バリ整備や」とは、あるじの学生時代、ヨット部で頻繁に使われていた言葉である。
ヨットレースをしていた関係上、ヨット同士がぶつかることも多く、ヨットに破損は付き物であった。
ヨットを破損してしまった際、つい口を突いて出る言葉。それが「バリ整備や」。
この言葉には、「最悪、へこむ。」といったニュアンスがあり、
「あ~あ。またバリ整備や」という使われ方をする。
そしてヨットの修理もFRPを使います。
カヤックの修理をするにあたり、遠い昔を思い出した次第です。
思わず、関係ない方向に話が向かいましたが、
それではカヤック修理、実施編です!
ハル(船底)の傷を補修するので、修理しやすいように、まずはフネヒ(船をひっくり返すこと)します。
あるじのマイカヤックは、「ターポン120ウルトラライト」である。
その名の通り、ウルトラにライト。つまり、めっちゃ軽い。
めっちゃ軽いので、車への乗せ降ろしも、担いで運ぶのも、楽だし、海上を進むスピードも速い。
軽さの秘訣は、ボディに軽量素材を使用していることにある。
軽い上に頑丈。メーカーの謳い文句は、「鉄砲の弾も貫通しない。」 であるらしい。
ところがどっこい。軽くて扱いやすいものの、実際使用してみると、非常に弱いことが判明。
昨年のこと。購入して僅か1ヶ月足らずほどで、破損。
少し波が高い日のこと。着艇時にサーフィングしてしまい、ゴロタ場に勢いよく乗り上げ、船底に亀裂。
結局、購入後間もないということで、無償で交換してもらったものの、
販売店からは、「カヤックは、スロープや砂浜からエントリーするもの」というお達しを受けた。
しかし、天草でカヤックフィッシングを楽しまれているほとんどの方は、
ゴロタ場からでもガンガン出撃されていることと思う。
要するに、スロープや砂浜からのエントリー限定のカヤックなど、天草では用を足さないのである。
だが、だからといって、「デリケートなカヤックは天草には向かない。」と簡単に結論付けてしまうのもどうだろうか?
弱く、取扱いに気を使うものの、あの軽さが生むメリットは捨てがたいものがある・・・
そんな中、先日またしても船底を破損してしまった。
状況は、1年前とほぼ同じ。着艇時にサーフィングしてしまい、ゴロタ場に衝突。
またいつかやるかもと思いながらも、気を付けていたのだが、結局やってしまいました。
さすがに購入後1年以上経過してるし、もう1っかい無償交換してくれとは、さすがに言えません。
今回は自分で修理します。
ちなみにFRPで直るらしいです。
ということで、
「バリ整備や!!」
「バリ整備や」とは、あるじの学生時代、ヨット部で頻繁に使われていた言葉である。
ヨットレースをしていた関係上、ヨット同士がぶつかることも多く、ヨットに破損は付き物であった。
ヨットを破損してしまった際、つい口を突いて出る言葉。それが「バリ整備や」。
この言葉には、「最悪、へこむ。」といったニュアンスがあり、
「あ~あ。またバリ整備や」という使われ方をする。
そしてヨットの修理もFRPを使います。
カヤックの修理をするにあたり、遠い昔を思い出した次第です。
思わず、関係ない方向に話が向かいましたが、
それではカヤック修理、実施編です!
ハル(船底)の傷を補修するので、修理しやすいように、まずはフネヒ(船をひっくり返すこと)します。
こちらが、今回の破損個所。
バウ、ポート側のスカッパーホールのすぐ近くに5~6cmの亀裂。
ゴロタ浜に乗り上げた際に、できた傷です。
きれいに水気を拭いて、ガムテープで周囲を養生。
破損した艇は、速やかに直さないと、練習や試合に支障をきたす。
釣りや仕事に支障をきたす。
バリ整備は、夜間に突貫で行うのが基本。
補修する個所をウオーターペーパー(耐水ペーパー)で擦り、軽く傷を付ける。
FRPを乗りやすくします。
これがFRPの元。
主剤、硬化剤、ねこ毛(ガラス繊維)
まず、空き缶の裏にFRP主剤を入れ、
硬化剤を1滴だけ加えて割り箸で混ぜる。
たくさんは必要ありません。
懐かしい作業や。この匂いも。
匂いは、人を、懐かしいあの頃に戻す。
FRPの匂いは、あるじをヨット部時代に・・・
しかし、感傷に浸ってる暇はない。
それを破損個所に塗りつけます。
その上から、ハサミで切って適当な大きさにしたねこ毛を貼り付けます。
へらで良く押さえて空気を抜き、
さらに上から液を塗り、へこんでる部分には、ねこ毛を足します。
全体にたいらにし、充分に押さえたら、しばしそのままで硬化を待ちます。
1~2時間ほどで固まります。
乾いたら、今度はこれ。
上からゲルコ(ゲルコート)を塗ります。
ヨット部の時は、ゲルコを塗る前にいったんペーパーをかけていましたが、
専門職のエビちゃんによると、ねこ毛がすぐにペーパーに目詰まりするので、
ペーパーをかけるのは、ゲルコを塗ってからの方がいいそうです。
ゲルコもFRPと一緒です。
空き缶の裏に入れ、硬化剤を1滴だけ加えて、割り箸で混ぜます。
綺麗に塗りつけたら、乾くのを待ちます。
ゲルコは、乾くのに少々時間が必要。
今晩の作業はここまで。
手がゲルコまみれや・・・
アセトンも必要やったな。
翌早朝。完全に乾いています。
カヤックフィッシングに向かうケーキ屋を送り出し、作業はいよいよ最終段階。
ペーパーがけです。
一連の作業で、なにが大変って、ペーパーがけが一番大変なんです。
根気がいります。
後輩に「あとはやっとけ!」と言う訳にもいきません。
自分でやらねば。
そこで
マシン登場!
これがあるとペーパーがけは非常に楽。そして早い。
はじめは、番手の大きい(目のこまい)ウオーターペーパーを使っていましたが、
番手の小さい(目の荒い)ペーパーに変えてからは、あっという間。
完成!!
と思ったが、調子乗って削りすぎた。
気になる部分にもう一度、FRPを張って、乾かし、軽くペーパーをかけて、ひとまずは完了です!
ゲルコがほとんど落ちてしまってるので、もう一度塗る必要がありますが、
まあ、それは後でいいでしょう。
とりあえずは、水漏れとカヤックの滑りのチェックや。
夕方、フルタクと一緒に、風来望沖にタコ釣りへ。
うん!全く問題なし!!
タコは全く釣れなかったけど、水漏れは一切なし!
カヤックもよく滑ってる。
これでいけるぞ!!
どこへ?
明けて翌朝(今朝)。まだ真っ暗な午前3時半。
フルタクとゴリ吉を叩き起こして、ちょっと遠出のカヤックフィッシング!!
あるじ自身、まだ2回くらいしか行ったことがないポイントだが、
ここは、抜群に潮通しがいい。
そんなポイントで狙う獲物は、
ジギングカンパチ!!(今回はタコではありません)
そろそろ釣れてもいい時期なんじゃないでしょうか?
陽が昇れば炎天下、ロ~ングパドリング、しかもジギング。。。
超ハード。まさに男のカヤックフィッシングです!
しかし頑張った甲斐がありました。
はじめは、あまりの潮の早さに大苦戦しましたが、
潮が緩み始めたころから、調子が上向いて・・・
マダイゲッツ!
これはバイブで、ですね。
でもこの後の魚は、全部ジギングでHITしました。
ハマチ2.5kg!
スロージギングで。
残念ながら釣れたのは1匹だけでしたが、ナブラが時々立ってました。
これはデカイ!!!!!
アカハタ風来望記録を、またまたゴリ吉が更新!!
49cm 2.0kg!!!
おしくも50cmに1cm届かず。しかしビッグなアカハタです。
スローリージギングで。
またまたマダイ!
これもスロージギングで。
もちろん、オオモンハタも出ました!
今日は、久々にカメラ係の忙しい釣行です。
他には、
ジギングでもイサキ。
イサキはもう1匹釣れました。
そういえば、イサキング・・・ やりっぱなしやった・・・ 反省。
ピンボケですいません。マンパ(ソーダガツオ)です。
ちっともじっとしてないもんで・・・
たくさん釣れますが、マンパはちょっと・・・ ハガツオなら大喜びですけどね!
1匹だけ、猫の餌にキープ。
結構いいサイズのユミズ(ヨコスジフエダイ)も釣れました。
結局狙いのカンパチは姿を見せませんでしたが、
これだけ釣れれば充分!
皆さんも暑さ対策を万全に、はりきって参りましょう!!
それでは最後に締めくくらせて頂きます。
「ターポン120ウルトラライト」
繊細で、扱いに非常に気を使うカヤックは、果たしてハードユースには不向きなのか?
しかし、破損しても、一晩で修理できるなら、デメリットを充分にカバーできているのではないでしょうか。
もちろん修理できるとはいえ、扱いにはやっぱり気を使います。
しかしそれを補って余るほどのメリットが、あの軽さにはある。
かのカヤックのオーナーであり、かつ、様々なカヤックアングラーと
釣りに行くことの多いあるじは、強くそう思います。
なお、本日のブログで紹介したFRPの使用方法は、
あるじが学生時代を懐かしみつつ、覚えたことを再現したに過ぎず、
全くの我流であり、その仕上がりに責任をもつものではありません。
実際に自分でカヤックを修理したい方は、専門家に尋ねられることをお勧めします。
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Posted by 風来望あるじ at 19:50│Comments(3)
│天草カヤックフィッシング
この記事へのコメント
東京勤務が長いので自艇ノーメンテ状態。ゲルコ譲ってー
Posted by みな at 2013年07月12日 23:09
整備不良であかんやろ。雑賀走ってこい
Posted by みな at 2013年07月12日 23:22
みな! このネタ、絶対にお前からコメント入ると思ったよ。
Posted by 風来望あるじ
at 2013年07月15日 18:40

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