2016年11月10日
狙って釣るとは?
「スジアラを狙って釣る!大作戦」。
開始から早くも2週間が経過しました。
そろそろ何か糸口を掴みたいところです。
しかし、そもそも狙って釣るとはいったいどういうことなのでしょうか?
バイブレーションでオオモンハタを狙っていたら
スジアラがHITして切られたから、
今度は切られないようにラインを太くして挑む・・・
狙って釣るとは、そういうことではないはずです。
では狙って釣るとは、どういうことなのか?
ふ~む。。。
すぐに答えが出ないので、
ちょっとルアーでのスジアラ釣りについて
インターネットで調べてみました。
すると出るわ、出るわ!
え~そうなんや!!
今、世間ではグルーパーゲームと呼ばれてるんか!
なるほど!(Grouper:ハタ )新しいねえ。
グルーパーゲームとは、スジアラだけをターゲットとしているわけではなく、
キジハタ、オオモンハタ、アカハタ、アオハタといった一般的なハタに、
スジアラやクエまで含めたハタ類全般を主にショアから狙うことを指すようです。
以前はメバルやガシラ、北のソイやアイナメなども全部ひっくるめて、
ロックフィッシュゲームと呼ばれてましたが、時代とともに変わるもんですね。
時々は、こうやって情報も収集しとかねばなりません。
グルーパーゲーム。
今度お客さんに使ってみよかな。
「最近、根魚の調子どうですか?」
「ああ、グルーパーね、釣れてるよ!」みたいな。
しかしそれにしてもショアからクエって・・・
まあ、まだサイズ的にはこれからみたいですが、
根魚の頂点のクエをショアから釣るって、
ロックフィッシュゲームもいよいよ行き着くとこまで行ってますね。。。
さてスジアラ釣りですが、ネットにはいろいろな記述がありました。
アカジンミーバイの名で3大高級食材の一つとされているだけあって、
やはり沖縄での釣果情報が多いかな。
他は、鹿児島の離島や南四国など。
ショアから、オフショアから(カヤックからはありませんでした)、
釣り方もジギングやワームなど様々でしたが、
その中でもっともあるじの興味を引いたのが、スジアラのTOPゲーム。
これはショアからとボートからの両方の記述がありましたが、
共にマグロのTOPゲームで使うようなデカいダイビングペンシルで釣ってました。
スジアラ限らず、魚食性の強いハタ類の根魚がTOPに反応することは、
あるじ自身にも経験があることで、今や驚きでもなんでもありません。
それよりもあるじが目を引いたのは、「とにかくデカいTOPに反応がいい」という記述。
確かにあるじも過去に、釣りあげる途中の1kgほどのヤズやアカハタが
スジアラらしき魚に食いつかれて切られた経験が少なからずある。
もちろんバイブのような10㎝もないような小さなルアーにもHITはするが、
大きなルアーのほうが反応がいいというのは、あるじも間違いないと思う。
そしてスジアラを狙って釣るということは、
「大きなルアーを使う」ということではないのか!
勝手にそう結論付けたあるじが取り出したのは、、、
え?
デカいダイビングペンシル?
違います!
それは、もういよいよ釣れない時の最後の手段です。
カヤックから座ったままヘビータックルを振り回して
マグロ用のダイペンを引き続ける・・・
そういうのは、力も体力も有り余った人に任せましょう。
人並みのあるじは、違った方法で参りたいと思います。
で、取り出したのがこちら!
開始から早くも2週間が経過しました。
そろそろ何か糸口を掴みたいところです。
しかし、そもそも狙って釣るとはいったいどういうことなのでしょうか?
バイブレーションでオオモンハタを狙っていたら
スジアラがHITして切られたから、
今度は切られないようにラインを太くして挑む・・・
狙って釣るとは、そういうことではないはずです。
では狙って釣るとは、どういうことなのか?
ふ~む。。。
すぐに答えが出ないので、
ちょっとルアーでのスジアラ釣りについて
インターネットで調べてみました。
すると出るわ、出るわ!
え~そうなんや!!
今、世間ではグルーパーゲームと呼ばれてるんか!
なるほど!(Grouper:ハタ )新しいねえ。
グルーパーゲームとは、スジアラだけをターゲットとしているわけではなく、
キジハタ、オオモンハタ、アカハタ、アオハタといった一般的なハタに、
スジアラやクエまで含めたハタ類全般を主にショアから狙うことを指すようです。
以前はメバルやガシラ、北のソイやアイナメなども全部ひっくるめて、
ロックフィッシュゲームと呼ばれてましたが、時代とともに変わるもんですね。
時々は、こうやって情報も収集しとかねばなりません。
グルーパーゲーム。
今度お客さんに使ってみよかな。
「最近、根魚の調子どうですか?」
「ああ、グルーパーね、釣れてるよ!」みたいな。
しかしそれにしてもショアからクエって・・・
まあ、まだサイズ的にはこれからみたいですが、
根魚の頂点のクエをショアから釣るって、
ロックフィッシュゲームもいよいよ行き着くとこまで行ってますね。。。
さてスジアラ釣りですが、ネットにはいろいろな記述がありました。
アカジンミーバイの名で3大高級食材の一つとされているだけあって、
やはり沖縄での釣果情報が多いかな。
他は、鹿児島の離島や南四国など。
ショアから、オフショアから(カヤックからはありませんでした)、
釣り方もジギングやワームなど様々でしたが、
その中でもっともあるじの興味を引いたのが、スジアラのTOPゲーム。
これはショアからとボートからの両方の記述がありましたが、
共にマグロのTOPゲームで使うようなデカいダイビングペンシルで釣ってました。
スジアラ限らず、魚食性の強いハタ類の根魚がTOPに反応することは、
あるじ自身にも経験があることで、今や驚きでもなんでもありません。
それよりもあるじが目を引いたのは、「とにかくデカいTOPに反応がいい」という記述。
確かにあるじも過去に、釣りあげる途中の1kgほどのヤズやアカハタが
スジアラらしき魚に食いつかれて切られた経験が少なからずある。
もちろんバイブのような10㎝もないような小さなルアーにもHITはするが、
大きなルアーのほうが反応がいいというのは、あるじも間違いないと思う。
そしてスジアラを狙って釣るということは、
「大きなルアーを使う」ということではないのか!
勝手にそう結論付けたあるじが取り出したのは、、、
え?
デカいダイビングペンシル?
違います!
それは、もういよいよ釣れない時の最後の手段です。
カヤックから座ったままヘビータックルを振り回して
マグロ用のダイペンを引き続ける・・・
そういうのは、力も体力も有り余った人に任せましょう。
人並みのあるじは、違った方法で参りたいと思います。
で、取り出したのがこちら!
オーストラリアの土産にとJerremyからもらったタコベイト。
それにアピール系のワームを二つ取り付け、中通しのナツメオモリで沈めて探ります。
長さも21㎝もあるしボリューミー。こりゃあアピール抜群でしょう!!
しかしJerremyはどういうつもりでこのタコベイトを・・・?
長い間、家で眠ってましたが、ようやく日の目を見る時が来ましたな。
ということで、早速実践投入。
さあこい!
スジアラ!!
しかし・・・
HITしたのはオオモンハタ。しかも30㎝程の一夜干しサイズ。。。
おまえ、これ一飲みにするつもりやったんか?
でその後、昼すぎまで頑張って、、、
(ヤズはワームで)
スジアラは釣れんかったけど、
訳の分からん仕掛けで、なかなか検討したんじゃ・・・
ちが~う!!
ちがう!ちがう!!ちがうぞ!!!
しつこく続けてれば、これでもそのうちスジアラが釣れる可能性はあるかもしれない。
しかし狙って釣るとは、こんなことではないはずだ。
なにより全く楽しくない。
ここは視点を大きく変えて、
もっと根本的なことから見直してみようじゃないか。
ライン、フック、タックル、ルアー、この釣りに関するすべてを。
まずはメインラインから。
あるじは今、メインラインにPE3号を使用して
スジアラを狙っています。
ハイグレードのPEではないし、アベレージ強度は30ポンドほどでしょうか。
30ポンドをkgに換算すると、1ポンドが450gほどなので、
大体13.5kg。
リーダとの結束はFGノット。
ノットの部分で20%強度が低下すると試算して、
13.5kg×0.8=10.8kg
これがメインラインPE3号の最終的な引張強度です。
(もちろん無傷の状態で)。
対して使用するリール「タトゥーラ」のMAXドラグは7kg。
サムドラグを加えたとしても、最大でも10kgと言われる
スジアラを対象とするには、十分な強度と思われます。
ということで、メインラインはPE3号で問題なさそうですね。
ハイグレードのPEなら2号でもよさそうです。
次はリーダー。
素材はフロロカーボンです。
根ズレなどの問題が付きまとうグルーパーゲームですが、
もし仮に、リーダーに傷が入らなければ、
一体どれだけ細いラインが使用できるのでしょうか?
まずは20ポンドのリーダーで検証してみましょう。
先ほどと同様、20ポンドをkgに換算すると、
約9kgになります。
リーダーはルアーに結び付けるので、その部分で強度が低下します。
パロマーノットは強度の低下率が5%ほどしかなく、かなり優秀ですが・・・
探してみるものですね!
低下率0%!!という驚異のノットがありました!
名前は、ダンゴムシノットとちょっと冴えませんが、
これはスゴイ。
どんなノットかは、ネットで検索してもらうとして、、、
あれ?名前イモムシノットやったかな?
まあなんにせよ、そのノットを使えば強度が低下しないため、
20ポンドリーダーの強度は、そのまま9kgとなります。
つまり理論上は、傷さえ入らなければ、
20ポンドで、10kgは無理でも、9kgまでは
釣り上げることができるということになります。
意外に強いですね!
確かにタイラバの細仕掛けで10kg以上のサメが揚がるもんなあ。
しかし現実には、リーダーに傷を入れずにスジアラを釣ることは非常に困難です。
いや、不可能と言っても過言ではなく、
20ポンドのリーダーでは、6~7kgのスジアラでも
よほど運が良くないと釣り上げられないでしょう。
仮に超凄腕のアングラーが、もう少し太い30ポンドのリーダーを使い、
最高のテクニックを披露して、根ズレを完全に回避したとしても、
それでも6kg以上のスジアラは、運がよくないと、まず上がらないでしょう。
それは、グルーパーゲームが抱える最大の難関があるからです。
ここで2枚の写真を見ていただきたい。
これはあるじが過去に釣ったスジアラですが、
重さは7kg弱で、使っていたリーダーは25ポンドだったと記憶しています。
写真では見えませんが、バイブレーションで釣っており、魚体の向こう側の口元に
オレンジ色のバイブレーションがぶら下がっていました。
こちらは風来望のすぐ前で釣れて、ルアーを外すのももどかしく、
すぐに帰ってきて見せてくれました。
このスジアラは8kgを越えていたと記憶しています。
リーダーは、はっきり覚えてませんが、35ポンド程ではなかったでしょうか。
口元にインチクがぶら下がっていますね。
ご覧のように、運がよければ
普段のグルーパーゲームで使っている程度のラインでも、
スジアラは十分に釣り上げることができるのです。
普段のグルーパーゲームで使っている程度のラインでも、
スジアラは十分に釣り上げることができるのです。
そう運がよければ・・・
運。。。
そうなんです!
上の2匹はいずれも『運よく』口元にフッキングしているのです。
だからそれほど太くないラインでも釣り上げることができたのです。
グルーパーは、その大きな口で獲物を丸のみにします。
アカハタやオオモンハタでもルアー丸のみの状態で
上がってくることがしょっちゅうあります。
7、8kgのスジアラともなれば、口のでかさもオオモンハタなどの比ではなく、
普段のグルーパーゲームで使っているルアーなんかだと、
一気に喉の奥深くまで吸い込まれてしまうことでしょう。
で、そのままファイトを続けるうちに
リーダーがあのギザギザの歯にこすれて、、、
結局、根ズレ云々のまえに、リーダーブレイクしてしまうのです。
『運よく』喉からすり抜けて、口元付近でフッキングしてくれれば
比較的細いラインでも獲れるんですけどねえ。
しかし運任せでは釣りにならない。
では、何ポンドのリーダーであれば、
ルアーを丸のみされてもブレイクしないのだろうか?
しかし太くしすぎると、シャローでの食いが非常に悪くなる。
極力細くしたいのだが・・・
ん?ちょっとまてよ。
あるじ、今「運よく口元にフッキングしたら」と言ったけど、
あるじゃないか!!
確実に口元に、しかもカンヌキにフッキングを決める方法が!!!
しかも考えれば考えるほど、こいつはグルーパーゲームにおあつらえ向き!
それに万一ラインブレイクしても魚に対するダメージも少ない。
グルーパーゲームを扇動するメーカーは、
もっとこいつの使用を推奨するべきよ!
口元にかかるなら、そうね。
リーダーは30ポンド(13.5kg)でも行けるんじゃない?
この太さなら食いが落ちることもないやろし。
いっちょこれでやってみよか。
ということで、お次はタックル。
まずはリールから。
巻き上げ力が命のこの釣りは絶対にベイトリールが有利と思います。
ギアは、水深のあるとこでバーチカルに探るなら、当然パワーギアですが、
シャロ―ゲームのキャスティングで狙うなら、ハイギアがいいと思います。
キャスティングでHITしたら、ターゲットとの距離を
できるだけ早く縮めないと、根ズレのリスクが非常に高くなります。
そのためHIT直後になるべく多くのラインを巻き取っておく必要があります。
そのためシャローのキャスティングでは、できるだけギア比の高いものが必要なのです。
ところでグルーパーには、一目散に根に逃げ込もうとするアカハタタイプと、
泳いで逃げようとするオオモンハタタイプがいるとあるじは考えています。
で、スジアラは間違いなくオオモンハタタイプ。
シャローで掛けると、根と根の間を縫うようにびゃーーっと泳いでいきます。
このとき足場が固定の磯や船からだと強引に止める必要がありますが、
そもそも踏ん張りの効かないカヤックは、
止めるどころか逆に引っ張られて追跡する格好になります。
ちなみにこのときのカヤックの状態わかります?
スジアラが引っ張る速度にラインを巻き取る速度が加わって、
カヤックはまるで水上スキー。わずか2~3秒ですけどね。
でもこれが大興奮なわけで・・・
・・・
ここ最近、2回だけここまでのファイトをしました。。。
でも2回ともここでラインブレイク。
根ズレではなく、歯ズレで。
(根ズレだとブレイクした箇所以外にも傷が入るので判ります)
これが今になって本気でスジアラを狙い始めた要因です。
まあそれはいいでしょう。
あるじが使うのは、強さに定評のあるベイトリールの
スパーハイギアモデル。問題ないということで。
次はロッド。
ラインを巻き取るだけ巻き取ったあとは
フルドラグの綱引きファイト。
ロッドのパワー云々はあまり関係ないと思われます。
ちなみにパワーのあるロッドでバリバリ浮かすのは無理です。
力の支点がカヤックから大きく外に出るため、
カヤックがひっくり返ってしまいます。
ま、この辺はやってみないとわからない。
この夏以降、メインで使いこんでいるHRFのベイトモデル7ftちょいで、
まずは行けるでしょう。
最後はルアーです。
もうね、家に眠ってるルアーを引っ張り出すようなせこい真似はやめました。
スジアラが好みそうなワームを厳選して買ってきましたよ!!
(スジアラの胃の内容物を研究した結果によると、一番は魚類、次いで頭足類、甲殻類だったそうです)
このイカのワームなんか絶対反則やで。餌やもん!!
このなまめかしいワームに、リーダーは普段とそれほど変わらない30ポンド。
これでダメなら、、、
いやまだあきらめん。
まだ考えることはあるはずや。
いや~、やっとわかりましたよ。
狙って釣るということの意味が。
それは、こういう行為そのものなんでしょうね。
ちょっとねえ、これはマジになりそうですよ。
マジでスジアラを狙って釣れるターゲットにして、
「天草のカヤックグルーパーゲームでは、主にオオモンハタ、
キジハタ、アカハタ、アオハタ、スジアラの5種目が釣れます」
ってマジで言ってみてえ!
でも、次の実践はちょいと先になりそうです。
実は風邪をこじらせてしまいまして・・・
久しぶりに熱もガッツリ上がって、珍しく寝込んでしまいました。
あ、もうほとんど回復してるんで、心配ないですけどね。
ただ、釣りはもう少し辛抱しようかと。
先日は、数年ぶりに水曜メンバーが集結。
巷では、不仲による解散説もささやかれていましたが・・・
ともあれ、水曜忘年会だそうです。あるじは風で参加できませんでしたが。
みなさん、楽しい一夜をすごせましたか!
今年の風邪はしつこいです。
みなさんもお気をつけて。
それではまた。
***************
ホリデーパーク風来望 施設案内
ホリデーパーク風来望 施設案内
ドミトリー 素泊まり1泊2500円~ 他、テントサイト、別館Hut、RVパークあり
レンタルカヤック シングル艇 3000円/1艇~ タンデム艇 4000円/1艇~
BBQ 1人前1500円~
詳しくは風来望ホームページをご覧ください。 https://www.amakusa-guesthouse.com/
お問い合わせ
mail:fuuraibou-aruji@ivy.ocn.ne.jp
TEL:0969-42-3911
お気軽にお問い合わせください。
***************
Posted by 風来望あるじ at 14:47│Comments(0)
│天草カヤックフィッシング
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。